
塗装でいうエイジングとは、新しいものをわざと古びたように塗装する技術のこと。
そのエイジングで一番難しいとされる色合いを調色の技術で再現しました。
日光に長期間さらされて日焼けしたような古びた風合い、こんがりと焼けた温かみのある風合いが作れるエイジング塗料です。
コンガリーは
カンガルーベージュと、キャメルオーカーとオーストリッチブラウンの3色セットになります。
3色の塗料を順番に塗り重ねていくことで、アンティーク調の古びた日焼け具合を表現できます。
壁面にパテを塗って、その上からコンガリーを塗りました。
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全体のバランスを見ながらコンガリーを塗り重ねます。
ヨーロッパの古びた街並みのような、歴史を感じさせる壁面ができました。
新品の家具もコンガリーでエイジング塗装を加えるだけで、温かみのある雰囲気となります。
フォトフレームやケースなどの小物をアンティーク調に。
コンガリー3色セットで、アンティーク風の看板を塗装する方法をご紹介します。

お好みの色の塗料を全体に塗ります。今回塗ったのは、タカラ塗料オリジナルカラーの「クリームブレッド」。温かみのあるクリーム色です。
ベースの色は白系にしておくと、日に焼けたイメージを表現しやすくなります。
全体を塗った後は、しっかり乾かします。
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一番黄色味のあるカンガルーベージュを水で薄めて、布やスポンジを使って全体にぼんやりと塗ります。

カンガルーベージュを薄めず少量をスポンジにつけて、かすれるように塗ります。
縁やエッジの部分などポイントとなる部分に塗ります。

オレンジ系のキャメルオーカーを水で薄めてスポンジなどを使って塗ります。
こちらも全体にではなく、ポイントとなる部分にだけ塗ります。

水で薄めたオーストリッチブラウンをスポンジなどを使って塗り、引き締めます。
濃い茶系なので、焦げたような雰囲気になります。

水で薄めたカンガルーベージュをベールをかけるように全体にぼかしながらスポンジなどを使って塗ります。

文字やイラストをオーストリッチブラウンで描きました。
缶にコンガリーを使ってエイジング塗装。経年を感じさせる仕上がりです。

紙にコンガリーを使ってエイジング塗装。まるで古書のような風合いを表現。

布にコンガリーを使ってエイジング塗装。古びた雰囲気を表現できます。
※素材や状態によって下地に必要なプライマー(下塗り用塗料)が変わります。
| 素材や状態 | 下塗り |
|---|---|
| 木部のアク、ヤニ止めをしたい場合 | 含浸シーラー >> |
| 鉄以外の金属部分(スチール、ステンレス、アルミ、亜鉛メッキなど)やプラスチック(PE、PET除く)、焼付塗装面などツルツルとした面に塗る場合 | 非鉄バインダーα >> |
| 鉄部に塗る場合 | メタルコート錆止め >> |
※塗りたい箇所によって最適なクリアの上塗りをおすすめします。
| 塗りたい箇所 | 上塗り |
|---|---|
| 床面 | 水性フロアミドルグリップクリアー 艶消 >> |
| テーブル天板 カウンター・家具など |
水性フレッシュアクアFクリヤー(艶消/艶あり) >> |
重ね塗りの回数やエイジング塗装の範囲にもよりますが、目安は以下の通りです。
・50g×3色セット:小物類のエイジングに
・200g×3色セット:家具類のエイジングに
・1kg×3色セット:壁面のエイジングに
・水で薄めて使えます。
・乾燥後は水に濡れても溶けません。
・臭いの少ない水性アクリル塗料で内装でも使用できる安心の「F☆☆☆☆」※です。
※「F☆☆☆☆」とは、住宅の内装に使われる建材の中で、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ないランクを示す等級です。読み方はエフフォースター。
・希釈率の設定は特にありません。
・エイジングのイメージに合わせて、少量の水を加えて薄めてください。
・乾燥遅延剤グレイズを混ぜ合わせると、思い通りに塗料が動かせて模様付けしやすくなります。
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▼指触乾燥時間(触って指につかなくなるまでの時間)
30分
▼硬化時間
2時間
▼素地調整について
▼塗装について
▼保管について

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