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こちらの色別の見え方ように、特に白っぽい色ほどコテやけが目立ちやすくなります。
このページでは、コテやけを抑える・目立たなくするための対策方法をいくつかご紹介します。
 
 
モルクラフトの特長のひとつでもあるムラ模様は、コテの摩擦によって作られます。こちらの断面図はその施工イメージです。
モルクラフト主材の1度塗り目でできた凹凸を埋めるように、2度目の主材を塗ってからコテで押さえ磨くことで、表面の目が詰まり、うっすらと光沢のあるムラ模様に仕上げられます。
1度塗り目の凹凸が多いと模様がより強調され、凹凸が少なすぎると模様が目立たなくなります。
また、主材を塗る前のベースを塗る工程で平滑に仕上げられていないと、主材1度塗り目の凹凸が大きくつきすぎてしまうため、ベースを塗る際はできるだけ平らに整えておくことが大切です。
白っぽくうすい色を施工する場合や、模様をあまり目立たせたくない場合は、1度塗り目を比較的なだらかにコテで塗りつけることで、コテやけを目立ちにくくすることができます。
 
 
コテやけはステンレス製コテの摩擦によって発生するため、ホームセンターなどで入手できるプラスチック製のコテを使うことで防ぐことができます。
ただしプラスチック製のコテはやわらかいため、力を入れて磨く作業には向いていません。
そのため、
 
 
ステンレス製のコテと、プラスチック製のコテでそれぞれ磨いた比較画像をご覧ください。
プラスチック製のコテでは、コテやけがほとんど見えません。コテやけの跡を模様として、もう少し見せたい場合はステンレスコテでやさしく擦って、微調整するなどお好みで仕上げることができます。
また、ステンレス製のコテに養生テープを貼って金属面が直接触れないようにする方法でも、コテ焼けを抑えることができます。
 
 
サンドペーパーを使って、コテやけをうすくする方法です。
コテやけ部分だけを集中的にやすりがけすると、その部分だけが逆に白っぽく目立ってしまう場合があるため、全体的にぼかすようにやすりがけすることをおすすめします。
サンドペーパーの番手は300番程度を使用します。
 
 
モルクラフト主材はうす塗りの左官材です。塗り重ねる回数を増やすことで、施工面の色も少しずつ変化して見えます。
こちらの画像のように、コテやけが気になる場合は、モルクラフト主材を2回塗りで仕上げた後、さらにうすくモルクラフト主材を塗り重ねることで色の濃さを軽減することもできます。
コテやけの詳しい解説は動画でもご覧いただけます。ご参考ください。
タカラ塗料本店で開催している「モルクラフトワークショップ」の動画より、コテやけの解説部分から再生いたします。
モルクラフトワークショップ(月2回程度開催・約2時間)詳細はこちら >>

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