塗料のうすめ方

塗料は塗り方によって薄めて塗る必要があります。
一般的な薄める割合、薄め液は塗料の容器のラベルを参照してください。

  1. 刷毛(ハケ)やローラーで塗る場合の基本的な薄め方
  2. 吹き付けで塗る場合の基本的な薄め方
  3. エイジング塗装する場合の基本的な薄め方
  4. (番外編)コンクリートやベニヤ板など、塗料をよく吸うものを塗るときの薄め方

刷毛(ハケ)やローラーで塗る場合の基本的な薄め方

塗料は蓋を開けてすぐに塗れますが、少量の水で薄めると刷毛やローラーの跡が残りにくく綺麗な面に仕上がります。薄める量は5〜10%ぐらいを目安にします。

薄めずにローラーで塗った場合

混ぜる

まず初めに、塗料をよくかき混ぜます。

別容器にとる

塗るのに必要な量を別の容器に移します。

水を入れる

取った量の5%(体積比でも重量比でもOK)の水を入れます。 例)1kg(約1000cc)の塗料に対して50g(50cc)の水を入れる。

混ぜる

またさらに良くかき混ぜてから塗ってください。

塗る

暑い時期、または屋外で塗っていると5%水を入れただけでは早く乾いてしまい塗りにくい場合があります。その場合はさらに水をちょっとずつ足してみてください。



▼水性塗料の薄め方・希釈率の違いによる塗装の差について解説した動画はこちら▼


吹き付けで塗る場合の基本的な薄め方

簡易塗装機

スプレーガンや簡易塗装機で塗装する場合の薄める量は5%〜15%を目安にします。試し吹きをしてみて粉っぽい、または塗料が出ない場合はさらに薄めてみてください。薄めすぎると塗料が垂れてしまうので注意が必要です。



エイジング塗装する場合の基本的な薄め方

錆エイジングセットやコンクリートエフェクトペイント等を塗る場合、一般的な塗料のうすめ方とは異なります。

錆風やコンクリート風等、エイジングを誰でも簡単に表現できる塗料セット一覧はこちら>>

混ぜる

ベースの色を塗るときは、普通の塗料と同じ要領で薄めて塗ります。

混ぜる

エイジングをかけていく色は普通の薄め方よりさらに多めに薄めます。まず塗るのに必要な量を別の容器にとります。

混ぜる

5倍以上の水で薄めます。取った量の5倍(体積比でも重量比でもOK)の水を入れます。 例)5ccの塗料に対して25cc の水を入れる

混ぜる

すべて混ぜずに薄いところと濃いところで調整しながら塗ります。

(番外編)コンクリートやベニヤ板など、塗料をよく吸うものを塗るときの薄め方

コンクリートやベニヤ板など塗料をよく吸い込む所、細かい凹凸のある砂壁のような所を塗る場合はシーラーを塗った上でさらに下記のように薄めた塗料を最初に塗ると、より塗料がひっつくようになります。

混ぜる

まず初めに、塗料をよくかき混ぜます。

別容器に入れる

塗るのに必要な量の半分を別の容器にとります。

薄める

取った量の半分(体積比でも重量比でもOK)の水を入れます。
例)1kg(約1000cc)の塗料に対して500g(500cc)の水を入れる

塗る

またさらに良くかき混ぜてから塗ってください。

塗る

乾かしてから、通常通りに薄めた塗料を塗っていきます。

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