中古物件の玄関土間をモルクラフトでセルフリノベーションしました(施工2日目)

当店スタッフが中古物件を購入し、玄関土間部分をマイクロセメント「モルクラフト」で施工したレポートの第二弾です。
施工は、コテ未経験の初心者スタッフ1名と、製品開発担当スタッフ(モルクラフト施工経験あり)1名の2名で行いました。
前回の様子はこちら >>

1日目までの工程

モルクラフト玄関土間施工1日目

施工箇所は、約10㎡の玄関土間。
もともとはタイル張りだった部分を拡張し、タイル部分とモルタル部分が混在する床面の状態でした。
初日は下地づくりを中心に作業を行いました。
・養生
・施工面のやすりがけ
・専用プライマー塗布
・専用ベースでメッシュシートを伏せ込み
・ベース乾燥後、網目を消すための「ノロがけ」
ここまでを丁寧に行い、主材塗りに備えました。

モルクラフト主材の色を自分で調整

今回施工した物件の持ち主である当店スタッフは、普段は調色業務を担当しています。
塗料の原色を混ぜ合わせ、お客様指定の色の塗料を作る仕事をしていることもあり、「モルクラフトも自分好みの色に調整してみたい」とのこと。

トープモカとIPカラー種ペン

ベースに選んだ色は、モルクラフト全5色の中から「トープモカ」。
日塗工番号でいうと「19-60A」に近い、赤みを含んだブラウン寄りのグレイッシュカラーです。今回は、より温かみのある色にするため、水性着色剤「IPカラー水性種ペン」のアカサビとオーカーを少量ずつ加えて調整しました。
(※当店で扱っているこちらの「IPカラー水性種ペン」はモルクラフトの着色にも使用できますが、モルクラフト専用着色剤ではないため、必ず少量ずつ、色を見ながら加えることをおすすめします。)

種ペンで調色したモルクラフト

種ペンで調色した色がこちら。
ただし、この段階での色と、実際に施工して乾燥させた色とでは印象が変わります。
必ず板などに試し塗りをし、コテで磨いて乾燥させるところまで行って色を確認するのがポイントです。

施工2日目(モルクラフト主材塗り〜磨き作業)

モルクラフト主材塗り

マスキングテープを一度剥がし、専用ベースを塗った境目から約0.3mmほど隙間を広くあけて貼り直します。
いよいよ、モルクラフト主材塗りに入ります。

1.モルクラフト主材 1回目塗り

マスチックローラーでモルクラフト主材を塗り広げてコテで塗りつける

今回は約10㎡を2人で施工したのですが、この1回目の塗り方で完成の雰囲気も決まっていくので、どんな仕上がりにしたいかを打ち合わせしました。
今回は「できるだけコテやけを出さず、なだらかな仕上がりに」という方向で進めました。
モルクラフト主材を広げる際は、マスチック(砂骨)ローラーを使用。スポンジタイプで粘度のある塗料を簡単に均一に塗装することができるので広い面を施工する際には便利です。
コテでうすく塗りつけてきます。

2.モルクラフト主材 2回目塗り

2時間ほど乾燥させた後、モルクラフト主材2回目塗りを行います。
1度塗り目で出来た凹凸を埋めるようにコテでうすく塗り広げて平らにします。

その後、10〜15分ほど乾燥させてから磨きの工程に入ります。
今回は淡い色味のため、ステンレスコテで強く磨きすぎるとコテやけが出やすくなる点に注意しながら作業を進めました。
1回目塗りの段階で凹凸をつけすぎなかったこともあり、コテやけは目立たない仕上がりになりました。

この工程で、ひとつ気づいた点があります。
モルクラフト初心者と施工経験のあるスタッフの2名で作業を行うと、磨きによるコテムラの出方に差が出ることが分かりました。
そのため、今回は磨き作業は2名で行わず、施工経験のあるスタッフが担当することにしました。

この日はここまで。
専用トップコートは一晩しっかり乾燥させる必要があるため、翌日に持ち越します。
乾燥後の色味も想像どおりだったようで、仕上がりに満足そうなスタッフでした。

次回はいよいよ最終工程です。
どう仕上がったのか、続きのブログ記事をお待ちください。


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